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Vol.0
JUGEMテーマ:日記・一般


あたしはこの3年何をしていたんだろう
7年、いやもう8年
そこはいつも闇だった
ただひたすら続く真っ暗な闇の中で宵の明星を見上げては消え見上げては消え行く
闇は続く
1年、半年、3ヶ月
その度にリセットされるその明星は
どんなに手をそこへ高く掲げても
届く事無く闇にさらわれてゆく
一本の光が儚く差し込む3年前
その糸を
ただ途切れねよう、消えてしまわぬようそっと優しく掴んだ
儚い光
一本の糸
ただ途切れぬよう
見失わないよう
3ヶ月、6ヶ月、1年
怖かった
ただ
怖かった
いつこの光が消えてしまうのか
またあの暗闇に漂うのか
いや、これこそ闇だ
本当の闇がまたここから始まっている
暗黒の世界は渦を巻いて
自信なさげな足取りを
叩き潰すかのように浴びせられる現実
その度に心の奥の緩いぬかるみに姿を隠す
闇は消えただろうか
そこに明けの明星は輝きだすだろうか
頼りなさげな眼が上目遣いにぎょろぎょろと光る


ただ
悔しくて悔しくて悔しくて哀しくて
ぬぐってもぬぐっても涙は溢れて
前が見えない
赤信号が大洪水だ
ステレオデッキに手を伸ばし響き渡る歓声の中
ジョーの声が闇を裂く
London  Calling
何もかも消し去りたくて
ボリュームを最大まで捻り上げた
何をやっていたのだろう
あたしはどこへ今どこへ

安いスピーカーから優しい声が聴こえる
ジョーが歌ってる
続くミックの歌声は
確かにスウィートだった
なるほどそうか、そういうことだったのか
初めて理解するその声に
今のあたしにその意味の無いことを知る

ジョーの声が優しい
ジョー・ストラマー
彼の全てが優しかった

ヒードンも去り
このLAでのライブの後ミックは解雇され
ジョーの死後に見つかったこの音源が
あたしをここまで生きさせてくれる
なんて皮肉なことなんだろう

鼓膜に響く
痛いほど
馬鹿みたいな大音量の中
信号はどこまでも青だ
ミックのギターが
ジョーのギターが
耳の奥にL/Rで響いて止まない
鼓膜がパリパリと音を立てて助けを求めている
助けない
助けないよ
このまま全て無くしてしまえば
あたしの耳に残るのはジョーの歌声だ
耳鳴りと共に頭を支配する
この音が最後ならそれもまた良いとすら思える

車を止めて青白くなった空に大きな山が真っ黒にラインを描くそれを眺める
午前6時30分
朝はまだだ

5年前大切な者の無邪気な寝顔は記憶の中に去り
もう失うものなんてないはずだ

もう失うものは無い
ここに未来は無い
真実は眼には見えない
それぞれの心の奥にある
ならば全てを終わらせる為に
あたしは進む
全ての終わりも始まりも
誰かに決められることじゃない

あたしは闇を歩き
最後の崖を目指す。


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