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天河神社 クリスタルの巻
 私の前を、天河神社のおじさんが先導している。

あまりの急な展開に、私たちは戸惑いを通り越して言われるがままになっていた。



ますます細くなる道は、地元の道なのだろう
おじさんは私たちの車を気遣いながらも、その「クリスタル山」に向って進んでいく。


走り出すと少し冷静になってくる。
クリスタルって水晶だよね、どうする、案外クリスタル売ってるとことかで、
妙なもん売りつけられたら 笑
海外で絨毯売りつけられるみたいに??笑
みたいな失礼な話をしつつ、
てかさ、あのおじさん、自由だよね、きっと偉い方の人なんだろうね
てか、あのおじさんの存在自体不思議な空気、本当に存在している人かなぁ、笑
なんて詮索しているうちに、その「クリスタル山」とやらに到着したようだ。

おじさんは、おもむろに空き地のような場所に勝手に車を止めている
私も続いて、ちょっと遠慮気味に空き地の端っこの方に車を停めて鍵をかけた。

当たり前だが、お店らしき場所はない。

あるのは、空き地の下に流れる川と、私たちを取り囲む山々


おじさんは、私たちが降りてきたのをみて、またしてもおもむろに川の方へと近づき
対岸に向って大きく腕を伸ばし、こう言った
「あそこに見えるのが六角岩、クリスタルみたいでしょぉ」

川幅は大きく、あまり視力のよくないあたしたちは目を凝らしてみてみる
確かに対岸に大きな先の尖った大きな岩が、でん、とあるのが見える。
この距離でちゃんと見えるのだから、近づいたらおそらく軽く1メートルは超えているくらいの大きな岩だろう。
そのすぐ裏は、結構な急な斜面の山がそびえている
前には急流になっている川
どこかから運んで来たんじゃないことくらいはすぐに分かる。


あたしたちが写真を撮ろうとしているのを、知ってか知らずか、
おじさんの話は次に移っていく。

写真は夢中で撮っている友に任せて
あたしはおじさんの話の続きに耳を傾ける

次におじさんが指したのは、その六角岩を背にした、こんもりとした山だった。
ちょうど、六角岩と向かい合うように、他の山とは別物のように、そこに、でん、とそれはあるように見える。


「クリスタル山。この山自体が大きな岩でねぇ」と、またあの不思議な具合でどんどん話を進める
おじさんの話具合は、よく耳を傾けないと、危うく9割方何を言ってくださっているのか聞き取れないのだ。
あたしはクリスタル山のことより、おじさんの方に神経を集中させる

おじさんの話によると、この建物はなんとか〜(聞き取れなかった・・・神社?場所の名前っぽかった)といって、
この岩は2億5千万年ほど前からもうすでにここにあるのだという。
凄い凄い遠い話だとおじさんはそれを眺めながら言った。
六角岩の写真を撮り終えた友が戻ってきたので、簡単に話を説明し終わった頃
おじさんが、行っておいで、建物が建っているから、とクリスタル山に私たちを向わせたので
「ありがとうございました」とお別れの言葉を言いかけたすぐ、「ここで待ってますよ」と笑っていた。


通称「クリスタル山」には、ちゃんと手を清める龍も在って、
鳥居も建てられていた。
その巨大な一枚岩は、本当にこんもり、大きな大きな岩で、そこに木々というか、コケというか、植物がちゃんと育って山のように見えるのだ。
今となって考えてみると、あの六角岩の親玉のように思えてくる

その岩の前にはきちんとした建物が建っていて、
うまく説明できないけど、お堂っぽい感じじゃないけど、綺麗な建物が建っていた。

凄く気がみなぎっている場所なのだと、パワースポットかね、と微笑んだおじさんの顔が浮かんでくる。

建物の横手に回って、岩をなるだけ間近で感じて、おじさんの待つ空き地に戻った。



空き地には焼き物の釜があり、今度の秋月祭?に釜に火入れをするのだという。


おじさんはまた穏やかに話しだした。
3月に起こった未曾有の大地震関連の事。
流行のように口にされる'癒し'や、エコなどに関連される環境の事などに例えて
今の世の人々の心の在り方の事を

押し付けるでもなく、説教などでは決してなく、
長くはなく、言葉少なく、穏やかに。


そしておもむろにおじさんは聞いた
「そのような(天河神社に来るような)お仕事をされているのですか?」と。


黙ってそれまで話を聞いていた友人がほぼ初めて口を開いて答えてくれる、あたしが今、ラジオでおしゃべりの仕事をしている事を。
どのくらいになるのか?と聞かれたので、
まだ〜・・・年・・・んー、まだまだこれからです、と答える私に
うん、いいキャリアですと、良い時間ですと、天河の事も是非ラジオで話してくださいね、とおじさんは微笑む。


次は、おじさんに聞いてみた、ここの出の方なのかと

おじさんは若い頃アフリカで15年ほど先住民の方々と共に生活しながら研究や勉強をし、
こっちに戻って気付いたら神社に入っていたんですよと笑って教えてくださった。



また必ずいらっしゃいねと、天河神社の前まで先導してくださり、
お礼を言っておじさんとは別れた。
後で気付いたのだが、こんなに気にかけてくださったのに、名前を伺わなかった事に・・・
でも、またきっと逢える気がする
これもまた縁ですね、と、あの不思議な感覚で話をして下さるような気がする。


帰って友人が調べたところ、あのクリスタル山の前にあった建物は「鎮魂殿」だそうだ。
だから、震災の事、人々の心の向き様の事などを、あんなに静かに話されたんだ。




おじさんと別れたあと、私たちは4つ目の石探しに出かけたが、
神社に向う最初に渡った赤い橋の真ん中から大きな川の上流を見たら
それはすぐに見つかった。
川はとても綺麗な水をざーざーと音を立てて流していく
橋から下を見るとその急流にザブンと落っこちてしまいそうだ

釣り人やバーベキューなどの若者を横目に
あたしたちは「鍾乳洞」へと車を走らせた。


この後がまた、がっくり、でも結構に楽しんだ話になるのだが、
続きはまた今度に。

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「クリスタル山」ていう堅苦しくなく?柔らかくもない若干うかがわしいネーミングに「大丈夫か&#8265;」とおもっちゃった。 これで弁舌さわやかなヨーロッパのサッカー選手の名前もスラスラ言えちゃう川田さんになれたでしょう。(笑)
| ササやん | 2011/08/28 9:22 AM |

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