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天河神社の巻 
 
先日、やっとこのお休みの日に、天河神社に行ってきた。

天河神社こと「天河大弁財天社」



出た頃は、灰色の中にできた穴に'青'が覗き見えるくらいの空で、
予定より1時間ほど遅れて友人を乗せ、本格的に向かいだした頃には結構な雨
向かえば向かうほど雨足は強まるばかり

嫌でも言いたくなるよ、ほんと。
「ちょー、解ってるけど言っていいかなぁ」
「なに」
「めーっちゃ雨だよ、めっちゃふってるね雨」
「だね」

霧か靄か、山を登るにつれその白の中にふーっと入っていくようにいくつかのうねり道を超え、昼少し過ぎてもまだ閉まったままの茶屋の空き地に車を停める

空気が澄んでいる
雨で汚れたものが落ちていっているからだろうか
あんなにブツブツ言わせていた雨も、当たり前に、あからさまに、此処にある風景だ。
ここに映る世界の色は、原色に近い鮮やかさをもっている
普段眼にしている世界は、映像に写る街並みのように、どこかいつもフィルターにかかってるように、、、
此処に居ると、それを強く感じずにはいられない。

少し離れたところには川が流れ、道の両方には深い山の緑に雨が滴っている
茶屋の後ろは少し広がる原っぱで、晴れていれば確実に、走って降りて絨毯を楽しんでいるところだろうか・・・
反対側の山の窪みに小さな滝のようなものがあり、
水しぶきを上げながら通過していく車をよけながら、私たちは森の中に入っていく
染み出す湧き水が、ザザーっと音を立てて流れ集まり、それは滝のようになっていたものだった。
流れゆく澄んだ水の傍らに、おもむろに大量の果物が山のように落ちていて、
腐ったその果実の小山に、蜂やらハエやらがたかっていて、その先には進めなかった。
おそらく茶屋の人が捨てたもんなのだろうか?
一番上の'梨’のようなものは、まだ原型を留めていた。


この旅の目的は1つだけ
後はまったくのフリーな旅
たった1日のうちの何分の1の、特に時間の制約も無い短い旅だ。
私の走らない車に続く、急ぐ後車に路を譲りながら、誰にも何にもせかされない腕時計の要らない旅
陽の動きを感じながら、私たちは進んでいく。



幾度かの急な山道と幾つかのトンネルを抜け、思ったよりも早く天川村にたどり着くことができた。

私たちは、お互い言わずとも想像していたよりも明らかに開けたその村にまず驚く事になった。
村、というより、町、が在った事に。
ま、温泉とかあるし、行った後になって考えてみると当たり前のことなんだけど、
なんせ、ここに来るまでに入れてきた情報といえば「近くに鍾乳洞がある」って事くらいだったあたしたちにとって、それは、思わず顔を見合わせてしまうくらいの出来事だったことを、ちょっと想像していただければ幸いだ。



私たちの走って来た道の川向こうに天河神社はあった。
渡らなくてはならない橋を一度見事に通りすぎてそのことに気付いた。
鳥居のような赤い大きな看板?が、向こう岸に建っている赤い橋
というか、後々気付くことになるのだが、この辺りの橋はみな赤かった。

Uターンして橋を行き、観光バス1台でおそらくいっぱいいっぱいの細い真っ直ぐ道の何気なくある分かれ道を曲り、なんとなく駐車場に到着。

そう、なんとなく、到着した、
そんな感じで私たちは天河神社にたどり着くことができた。



車を降り、詰め所のように思えた入り口のようなところの脇を通り、なんとなく境内に入る
境内にもちょっとした川のようなものがあり、手を清める水を口から噴出す愛らしい龍を右手に
左手には上り階段が見える
いまいち状況を飲み込みきれていない私たちは、まだなんとなく足が勝手に前に進んでいる感じに、ただ歩いている。

ま、とにかく、龍に手を清めさせてもらおうと、境内にある川のようなところに架かる赤い橋を登ったところで、気がついた

私たちは、正面から入っていないことに。


そう、私たちは、横から入ってしまったのだ。
そう、だって、駐車場からなんとなく来てしまったんだもん
そう、考えれば誰だってわかるはず
私たちは、正面から訪れていないのよ、そう、此処に。
すでに、正面がある、ということにすら忘れて、橋の上からちゃんとした入り口を、鳥居を眺めていた。
そして、
やっと、
把握。


仕方ないので、ま、仕方なくも無いのだが、
あーそうかぁーこっちがちゃんとした入ってくるほうかぁー
などと言いながら、中から外に出て眺めて見る天河神社。

ま、いわゆる、初めてお邪魔した人のお家に勝手口から入っちゃったって感じなんだろう
そもそも、勝手口、って何なんだろう、と結構な頻度で普段疑問に思っていたりする。
あたしは勝手口のあるお家に住んだことが無いので便利さは良くわからないが、
勝手口にはそもそも靴を脱ぐような玄関のような空間はあるんだろうか?
あたしの浅はかな考えでは、夜遊びをするようになって、親に見つからないように出たり入ったりするために、とりあえず勝手口の合鍵だけはそっと親に気付かれないように作っておく、若かりし青春時代の必須アイテム、位しか思い浮かばない、勝手口。
てか、勝手口にはそもそも、外から鍵をかけられる仕組みは付いているんだろうか?
てか、あたしんち、門限とかそもそも無かったので、如いて親に内緒で出入りするというとっても精神的に億劫な青春時代は無かったので、勝手口、もし家にあったとしても使う必要はなかったのだが・・・

てか、今は勝手口の話自体、どうでもいいんだった

と、まぁ、こんな感じで、ようやくちゃんとした感じで入れたわけだ、天河神社にね。






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